【知らなかった…】生涯で心の病気になる確率は?
引用:心理学BEST100 内藤よしひと
先日購入した本「心理学BEST100」という本に掲載されていた研究を紹介したいと思います。
心の病気というのは、一部の特別な人だけがかかってしまうものというイメージがある人は少なくないと思います。
「真面目で、繊細で、頑張り屋な人がかかるものであって自分には関係ない。」
恐らく、心の病を経験した人の中にも同じ様に思っていた人がたくさんいるのではないでしょうか。
若い頃はバリバリ働いていて、ものすごい元気だった人でも、中年になってからうつ病になってしまう事は珍しくないそうです。
生涯の間にどれくらいの確率で心の病気になってしまうのかを研究した偉い学者さんがいました。
ハーバード大学のロナルド・ケスラー氏の研究によると、その確率はなんと、50%なんだとか。
2人に1人が、その生涯において少なくとも1回は、カウンセラーやセラピストのお世話になるというのです。
さらにケスラー氏によると、30%近くの人が、この12ヶ月以内に少なくとも1回はメンタル的な障害の報告をしているそうです。
欧米諸国では、カウンセリング文化が浸透しているので頻繁にカウンセリングに通う人が多くいますが、日本ではそうもいきません。
風邪をひけば内科に、怪我をすれば外科に行くことには抵抗がないのに、何故心の病気の時は限界ギリギリまで病院やカウンセリングに通う事をとまどうのでしょうか。
「俺はうつ病じゃない。」と言い張って、嫌がる患者さんを家族が無理やり心療内科に連れてくるというケースも非常に多いそうです。
ストレス社会とも呼ばれる現代社会。
もし心の病気になってしまったとしても、それは普通の事であって恥ずかしがったり怖がったりする必要はまったくありません。
内科の病気も外科の病気も、放置すればするほど酷くなるのと同じ様に、心の病気も放置すればするほど酷くなります。
「あれ?なにかおかしいな。」と感じたら、迷わずに病院に相談してみましょう。
もし、いきなり病院に行くのは少しハードルが高いのであれば、周りの人に相談してみましょう。
心の病気も体の病気も同じ様に、治療をすれば治るのですから。
今日の記事は、内藤よしひとさんの「心理学BEST100」という本を参考に書かせていただきました。
また次回、詳しくおすすめさせてもらいたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。