【おすすめ書籍】ラプラスの魔女
僕が本を読むようになって強く思うようになったことが、1つあるんです。
それは、小説家の人たちには特殊能力があるのではないか?ということ。
なぜ僕がこんなふうに思うかと言うと
「作品に込められている感情がリアルすぎる」からです。
やはり有名な作家さんや歴史に名を残した文豪たちの作品であるほど、作品にこめられた感情のリアルさが半端じゃありません。
そんな文豪達の作品の中から、おすすめする今日の書籍は
作品の簡単な内容としては、ある二つの事件をめぐって(刑事・医者・患者・学者・学生・その他)色々な人が奔走するミステリー作品です。
この作品のすごいところは、もちろん作品の内容も抜群に面白いのですが、なんといっても登場人物一人一人の個性が物凄く個性的で、不思議と顔や体型・髪型や声質まで、ドラマでもみているかのように各シーンが鮮明に想像できてしまうこと。
さらに、登場人物達の感情の描き方にすごい臨場感があって、まるでその場にいるかのような緊張感を感じることができます。
作品の中に「重傷を負った息子の状況説明を医者から受ける父親」の描写があるのですが、昨年の夏に僕も同じ状況を経験したことがあるんです。
僕の場合は幸運に幸運が重なって、息子は現在なんの影響もなく元気いっぱいでいてくれています。
ですが、そのシーンを読んだ瞬間に「当時の記憶」が掘り起こされて、悲しみ・絶望・動揺で心がいっぱいになりました。
日頃、映画やドラマを見ただけではこんな経験をしたことがなかったので、「売れっ子作家の特殊な能力」を実感するきっかけの一つを経験させてくれた作品のひとつが、このラプラスの魔女という作品でした。
自己啓発本や、心理学の本などに興味がない人は是非読んでみてほしい一冊です。
この、「ラプラスの魔女」という作品にはサイドストーリー的な「魔力の胎動」という作品もあって、これまた凄く面白いのですが読む順番に注意してほしいです。
1、ラプラスの魔女
2、魔力の胎動
是非、この順番で読んでください。
その方が、より一層物語を楽しめるはずです。
あなたのおすすめの書籍があったら、コメントなどで是非教えてほしいです。
今日も最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。