【心理学の基礎を築いた】3人の心理学者
今日の記事は自分の勉強記録用も兼ねて、心理学の基礎を築いた3人の心理学者のことを簡単にまとめました。
もしかしたら、自分にしっくりくる論理があるかもしれませんので良かったら最後まで読んでみてください。
フロイトは、人間の行動には全て心理的な裏付けがあり、それは「無意識」だと提唱した。
無意識とは?⇨自らが自覚できない性質のもので時折夢として現れる。
フロイトは最終的には「人間の感情は3層からなる」という「心的装置」という理論に到達し、これらの考えは広い分野に大きく影響を与えています。
心的装置
・エス(欲望)
自分のやりたい事、気持ちのいいものを求めて嫌なことは避けるという気持ち。
・自我
・超自我
教育などで形成される良心の事を「超自我」と呼ぶ。
超自我が過剰になると他者に対して攻撃的になったり、場合によっては精神を患う場合もある。
ユングは人をタイプ別に分類して自己を分析する「タイプ論」を提唱した。
・人間は「内向タイプ」と「外向タイプ」の2つに分類されるとした。
「内向タイプ」=我慢強さを持っているが、気分に左右されやすい。
「外向タイプ」=社交的だが世の中に流されやすい。
ユングは更に人の心を4つに分類した。
・思考
理屈っぽくて論理的。好き嫌いの感情論は抜きにした判断をする。
主に男性に多いとされている。
・感情
「思考」と正反対。自分にとって好きか嫌いかを基準に物事を判断する。
主に女性に多いとされている。
・感覚
見たままに判断する。自分の価値観などを挟まずに見たそのままを捉えることができる。科学者に向いている。
・直感
ひらめき重視。ものごとの本質のみを捉えるタイプ。
自分がどのタイプに属するのかを知り、自分の優れた面と苦手な面を認識することで自己を高める事に繋がると考え、その過程を「個性化の過程」と名づけ自己実現のためには不可欠であると唱えました。
ちなみに、ユングはフロイトの元弟子でしたが意見の違いから関係を絶っていたそうです。
アドラーは「人間の悩みは全て対人関係の悩みである。」と断言し、個人の心は分割できはしないと主張した。
「人間は行動をとり、過去に行動の理由を求める」と提唱し、人は原因によって行動するのではなく、現在の目的によって行動しているのだ。とするのがアドラー心理学の特徴。
例えば、不幸な事故にあったとしても、その後の人生が暗くなるのか明るくなるのかは過去とは関係なく、その人が「いま」に理想や目的を持てるかに関係している。
少し厳しすぎるのでは?という意見の多数あるものの、自己を客観的に見て生きていくのには重要な人生論であるとされている。
アドラーは「課題の分離」を推奨しており、人間関係を築いていく上では重要な思考方法だと近年では再注目されている。
課題の分離とは?
自分の課題と相手の課題を見極めて、自分の課題には何人も踏み入れさせない。他人の課題にも首をつっこまないようにする。という考え方。
今回は、現代における心理学界の礎を気づいたとも言える3人の心理学者たちを紹介しました。
最近は「◯◯流」と一定の考え方にこだわった考え方の人が増えてきていますが、僕個人としては心理学は色々な理論のいいとこ取りをしていいのではないかと思います。
例えば、アドラーの「課題の分離」を推奨しながらもユングの「タイプ論」で自己分析を行い、フロイトの「無意識論」で自分の無意識の領域に目を向ける。
のように、学んだ人の救いになる事こそが心理学の根底なのかなと思います。
あなたにとって、しっくりくる理論はありましたか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。