生きるのがスッと楽になる「課題の分離」を身につけよう。
最近、流行っていますよね。
「嫌われる勇気」が大ヒットしてからというもの、アドラー心理学は今や主流になってきたといっても過言ではないと思います。
そのアルフレッド・アドラーが提唱している「課題の分離」を身につけると、生きるのが格段に楽になるのでご紹介したいと思います。
課題の分離って何?
ギュッとまとめて、簡単に言うと
自分の課題と他人の課題をきちんと見極めて、他人の課題には干渉しない。
と言う事です。
課題って何よ?
たとえば、誰しも一度は考えたことがある「他人にどのように見られているのか?」と言う事を気にしすぎてしまい、自分がどのような格好をしてどのように振る舞えば良いのかわからない。という若者がいたとします。
この状況の中で若者の課題は
自分がどのような格好をしたいのか?どのように人と関わるのか?
までです。
自分が、どのような格好をしてどのように振る舞うのかを決めて実行できるのは自分だけで他の誰でも有りません。
そして、そんなあなたを他人はどのように見るのか?という部分は他人の課題です。
自分を見て他人がどのように感じるのかというのは、自分にはどうしようもできない他人の課題なんです。
その他人の課題に首を突っ込んで、本当はしたくない格好をしたり自分を偽った行動を取っていると自分を見失ってしまいます。
誰の課題なのかを見極め、自分の課題に集中し、他人の課題には関与しない。
これが、アドラーの提唱する「課題の分離」です。
自分の課題なのか他人の課題なのかを見極める方法は?
これも、いたってシンプル。
その選択の結果を最終的に引き受けるのは誰なのか? (「嫌われる勇気」より引用)
を考えてみてください。
例えば、勉強をしない子供とさせたい親がいたとします。
ここでの問題は「勉強」
課題は「勉強をするか?しないか?」
この課題のどっちを選んでも最終的に関係があるのは、子供の将来ですよね?
なので、勉強をするかしないかは子供の課題なんです。
では、ここでの親の課題は何でしょうか?
親ができる事といえば「勉強ができる環境を整えて見守り応援する」事までしかできません。
ここで、親が子供の課題である「勉強をするかしないか」に干渉してしまうと、恐らく子供は無理やりさせられた勉強を忌み嫌って親の目を盗んで手を抜いてみたり、大人になってから学ぶ事を放棄してしまうようになるのではないでしょうか。
でも!!!!
「そうは言っても、そんなに簡単に割り切れないよ。」
それが人間というものですよね。
だからこそ、本を読んで学ぶ事をお勧めしたいなと思います。
僕自身も「課題の分離?そんな冷たい事あり?」と思う中の一人でした。
しかし、たくさんの本を読んで色んな人の考え方や学説を学ぶうちに「課題の分離は自分の為にも人の為にも身につけておいて損はない思考だな。」と思うようになりました。
もし、この記事を読んで疑問や質問・相談などある方がおられましたら気軽にコメントなどで連絡して頂けると幸いです。
色んな考え方の皆さんと議論などもしてみたいぁ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。